このページにたどり着いたあなたは、少なくとも今の職場に不満を持っている方だと思います。
「会社を辞めたいけど勇気が出ない。」
「新しい仕事が見つかるかな?」
「転職すると給料が下がっちゃうかも・・・。」
と考えているのではないでしょうか?
そんな不安を抱えているあなたの心配事を少しでも減らせるようにこの記事を書きましたので、新しい道への一歩を踏み出す材料として、このブログをお読み頂けたらと思います。
はじめに:退職を考えるきっかけ
退職を考えるきっかけは、人それぞれ様々な要因があると思います。
例えば、・・・
- 仕事にやりがいを感じられなくなった
- 職場環境や上司との関係性が悪化した
- 身体的・精神的な疲労感
- 家庭の事情・・・etc
しかし、ちょっと待った!!
退職する前に、やっておくことが5つあります!?
この記事では、転職を何度も経験している私、キヨッピヨが経験を基に退職について書かせて頂いております。
私が実際に退職前にやらなかったことで後悔したことを紹介しますので、ぜひ、参考にしていただけたらと思います。
辞める前にしっかりと自分自身と向き合う
まず、退職前にやっておくこと。
それは、自分自身としっかりと向き合うということです。
自己分析や現状の客観的な見直し、再就職先や次のステップの見通し、経済面のリスク、キャリアアップの準備など、やっておくことは山ほどあります。
しかし、逆に言うとこれらをしっかりとやっておくことで、失業しても安心して転職活動ができ、モチベーションも維持できます。
では、どのようにすれば良いのかを順を追って解説していきますね。
退職前にやっておくこと➀ 「自己分析をする」
退職前にやっておくことの一つ目は、「自己分析」です。
「自己分析」とは何か?
自己分析とは、自分自身を客観的に見つめ、自身の強みや弱み、適性などを把握することです。
自分自身のことをよく知ることで、自分に合った職場や仕事を見つけることができます。
自分自身の強みと弱みを把握する方法
自分自身の強みと弱みを把握するためには、自分のスキルや経験を振り返ることが大切です。
これは、転職活動での面接でも生きてくる内容ですので絶対に欠かせません。
もちろん退職前だからこそできることもあります。
それは、周囲の人からのフィードバックを受け取ること。
退職してしまうと一気に人間関係が無くなってしまうので、退職前に周りの上司や同僚にお願いできれば良いですね。
しかし、退職しようとしている状態でフィードバックを受けることは、なかなか環境的にも難しいかもしれません。
ならば、自己分析をするということを意識して周りの人と接するようにしてみましょう。
意識するだけでも大きな効果が得られますので実践してみてください。
例えば、
・退職を伝えた時の上司、同僚の反応はどんな感じだったか?
・反応を伝えた後と伝える前では、上司、同僚の態度はどう変化したか?
周りの態度の変化は、自分に対するフィードバックと考えることができます。
態度が悪くなったなら、あなたに対しての評価が良くなかったのかもしれません。
それとも、上司があなたを期待していたからこそ、裏切られたと感じてしまい出た態度なのかもしれません。
実際に答えを確認することは難しいですが、あなたの取った行動に対する反応をよく見て、理由付けしてみることで自分のことが見えてきます。
そこに今までとは違う「気付き」があれば、それは大きなフィードバックと言えるでしょう。
退職前は、とにかく自己分析を意識して、次の職場を想定した行動を取るように心がけましょう。
自分自身の適性を見つける方法
自分自身の適性を見つけるためには、自分が好きなことや得意なこと、興味について知っておくことが大切です。
また、過去の経験から自分に合った仕事を見つけることもできます。
今やっている業務の中にもヒントが隠されているかもしれません。
意識して考えてみると、無意識でやっていた行動が実は自分の好きなことであったり、得意なことであったりすることはよくあります。
退職前の慣れた業務の中から自分の適性を見極めてみましょう。
自己分析を行うことのメリット
自己分析をすることは、就職面接の際に大きく役立ちます。
面接では、どれだけ上手く自己PRができるかで合否が決まります。
特に転職者は、中途入社となりますので、即戦力になる必要があります。
なので、自分の得意な事、好きな事の詳細を把握して、言葉にできるようにすることが重要です。
また、自分自身の適性や強み・弱みを知ることが、自分に合った職場や仕事を見つける近道となります。
例えば、自分には残業の多い業務は向いていないことが分かれば、ワークライフバランスの良い会社に絞って転職活動を行うことができます。
向いていないことを把握しているだけでも、応募企業の条件を絞ることで、転職活動の効率化を図れます。
また、得意分野が見つかれば、それを活かせる職に転職して、自分自身の成長に繋がるキャリアを目指すこともできます。
これらが自己分析を行うことのメリットとなります。
退職前にやっておくこと➁ 「現状を客観的に見つめる」
自分自身を分析ができれば、次は、現状を客観的に見てみましょう。
自分自身の仕事に対するモチベーションを確認する
自分が今取り組んでいる仕事に対して、どの程度やりがいやモチベーションがあるのかを確認することが大切です。
もし、今やっていることにやりがいを感じず、モチベーションが上がらないのなら、次は、別の職種、業種に変えた方が良いかもしれません。
そして、その職種が未経験なのならば、年収や給与が下がってしまう可能性があることも認識する必要があります。
このように自分のモチベーションと現実を客観的に視て比較することで、転職活動に向けての心構えができます。
働く環境や上司との関係性について見つめる
自分が働く環境や上司との関係性について客観的に見つめることも重要です。
もし、職場の雰囲気や人間関係がストレスや不満を引き起こしているのなら、改善するための具体的な方法を考えてみることが必要です。
例えば、営業職なら数字を追い求めることが多いと思います。
数字が上がらないことで、上司から詰められることもあるでしょう。
それがストレスと感じるなら、次は、数字にこだわらない営業職をした方が良いかもしれません。
それかいっそのこと、営業ではない職種に転職することも視野に入れた方が良いかもしれません。
今の職場の環境や上司との関係性に目を向けることで、そういったことも見えてきます。
仕事において達成感を感じられているかどうかを考える
自分がやっている仕事において、達成感や成果を感じられるかどうかも重要なポイントです。
自分の能力やスキルが十分に発揮されているか?
仕事をする上での課題や問題にどの程度対処できているかを振り返ってみましょう。
自分自身の成長について見つめる
自分自身が成長できているかどうかも、退職を考える上での大切なポイントです。
自分のスキルや能力が伸びているか?
新しいことにチャレンジできているか?
適切なフィードバックを得られているか?
もし、今の職場の仕事の内容が自分にとって簡単なもので、これ以上成長の余地がないのなら達成感を感じられないかもしれません。
その場合は、さらにレベルの高い業務を任せてもらえる職場で働けるように転職活動すれば良いことがわかります。
退職前にやっておくこと③ 「再就職先や次のステップを見据える」
今後のキャリアプランを考える
自分自身が今後どのような仕事をしたいのか?
どのようなキャリアアップを目指したいのかを考えましょう。
これは、今後の職業生活においての目標設定につながります。
再就職先の業界や職種について調べる
自分自身が興味を持っている業界や職種について、リサーチをしてみましょう。
それによって、自分が目指すべき職種や業界が見えてくることでしょう。
必要な資格やスキルを身につけるために勉強する
再就職先で必要とされる資格やスキルを身につけるために、勉強や研究を行いましょう。
難易度は高いかもしれませんが、退職前にリサーチし、必要な資格やスキルがわかれば、退職前に対応できます。
退職前の収入がある内に必要なものを揃えておく。
それが、一番の不安解消法となるでしょう。
退職前にやっておくこと④ 「経済面のリスクを把握する」
生活費や失業保険の準備
退職後にどの程度の生活費が必要になるかを考え、退職後に備えましょう。
自分の経歴、スキルを考慮すれば、転職活動にはどのくらいの期間が必要なのかが見積もれるはずです。
また、条件を満たしていれば、失業保険を受け取ることもできます。
退職理由が「会社都合」となれば、失業保険を待機制限無しに受給することも可能です。
実は、残業が多い会社に勤めている方は、自己都合を会社都合に変更できる可能性もあります。
詳しくは、下記の記事をご参照ください。
家庭状況によっても経済的リスクは違う
これは、無責任だった私の話なので、責任感の強いあなたには無縁な話かもしれませんが、参考に書かせていただきます。
私は、妻子持ち、貯金ほぼ無しの状態で退職した経験があります。
今考えればかなり無謀なことをしたなと思います。
営業をやっていたのですが、毎日が残業で辛くて、辞めてしまいました。
会社が本当に嫌で耐えられなくなってしまったのです。
辞めてから後悔するのですが、その時、年齢も若くなかったので、なかなか次の仕事が見つかりません。
幸い妻が働いてくれていたこともあって、ギリギリ生活は出来たのですが、娘のために貯めていた貯金を崩して生活費に回していました。
運よく今でこそフリーランスとして生活できていますが、一つ間違えていれば、どうなっていたかわかりません。
そう考えると、収入減の確保をしないまま退職することがどれだけ愚かな事か分かって頂けると思います。
だからといって、会社を辞めざる負えない状況ってあると思います。
世の中には、未だにブラック企業が多数存在しますので、そんな会社に残るよりは退職した方が良いケースもあります。
そんな行き詰った人に向けて下記の記事を書いたので、良かったら参考にしてください。
後先考えずに会社を辞めてしまうと地獄が待っていますので、しっかりと計画を立てて退職することをお勧めします。
以上、ダメダメ経験者のエピソードトークでした(笑)
退職前にやっておくこと⑤ 「キャリアアップの準備をする」
近年、日本の専売特許であった「終身雇用」が崩壊しつつあります。
それと同時に「転職=悪」という考え方も徐々に崩れつつあります。
私は、海外の人材紹介会社で働いていた経験があるのですが、そこでよく耳にしたのが「ジョブホッピング」という言葉です。
ジョブ(job)は、日本語で「仕事」という意味です。
ホッピング(hopping)は、「跳ねる」という意味で、この2つの単語を組み合わせて作られた言葉が「ジョブホッピング(Job hopping)」です。
簡単に言うとジョブをホッピングすることで、異なる企業や業種で様々な経験を積み、スキルを高めていくという考え方ですね。
それぞれの会社で成果をちゃんと残せてさえいれば、それは、決して悪いことではないということです。
ここで「成果を残せていれば???」と思った方、
安心してください!?
誰もが成果は、残せています。
そのためのこれまでの作業なのですから。
ここまでの自己分析を活かしましょう。
百歩譲って、あなたが成果を出せていなかったとしましょう。
落ち込むことはありません、成果を出している人が周りにいるではありませんか。
あなたの上司や同僚の中には、優秀な人が必ず一人はいるはずです。
あなたの最後の仕事は、その人になりきって仕事をしてみるということです。
短期間でその人の能力を手に入れることは難しいかもしれませんが、その人が何をしているかくらいは説明できるようになると思います。
そうなれば、就職面接はお手の物!?
面接は、その人になりきって業務の説明をすればいいのですから。
こう考えると、ハードルは下がりませんか?
え?
嘘をついているみたいで気が引けますか?
そんなことはありません。
あなたの口から出てきた言葉なのですから、あなたのものです。
自分がやっていない業務内容を言うと嘘になりますが、自分がやっていた業務を優秀な上司風に説明するのは、嘘ではありません。
これが、客観視するということです。
実際にこれを繰り返すことで、本当に自分が優秀になったかのような錯覚が起こります。
それにより自信もみなぎってきて、本当に成果につながるのです。
私は、この方法で転職を繰り返し、年収を上げてきました。
そして、実際に入社して、売り上げも上げています。
人間の能力なんて、そんなものなんですよ。
ぜひ、試してみてください。
働きアリの法則
優秀な上司風に面接して採用されたとして、本当に入社後に実績を残せるのか不安という方がいらっしゃると思います。
大丈夫です。
あなたは、働きアリの法則をご存じでしょうか?
アリの性格は、童話「アリとキリギリス」せいで働き者というイメージになっていますが、実際に働いているアリは2割なんです。
100匹のアリがいたとして、そのうちの20匹が働きアリで、60匹が普通のアリで、残りの20は働かない怠け者アリなのです。
そして、20匹の働きアリを取り除いた時、残りのアリが2:6:2(働きアリ:普通のアリ:働かないアリ)の構成になるのです。
同様に20匹の働かないアリを取り除いた時も同じことが起こります。
これは、どういうことかというと、誰もが働きアリになりうるし、働かないアリにもなりうるということなのです。
人間も同じで会社から優秀な人間がヘッドハンティングで辞めていったとします。
すると、残った社員の中から、優秀な人間が出てきます。
出てこないときは、倒産するだけです。
こう考えると、あなたも優秀な人間になれる器なのだと思えませんか?
少なくとも、面接を通過してるのです。
後は、自信を持って、出来ることをやるだけでいいのではないでしょうか。
転職エージェントを活用する
退職後のキャリアアップを目指す場合、転職エージェントを活用することをお勧めします。
アクシスコンサルティング転職エージェントは、一般的に求職者が採用された時の年収の10%~30%を得ることができます。
なので、出来るだけ高い年収で採用されるように動いてくれます。
求人情報の提供や、転職活動のアドバイス、また履歴書の校正もしてくれる転職エージェントもあります。
こういったサービスを利用して、効率良く転職活動を進めましょう。
自己PRの準備
何度も述べていますが、面接では、どれだけ上手く自分のことをPRできるかがカギとなります。
そして、面接官は、その求職者が自分の部、課、等のチームに入ったときのことをイメージしながら、面接します。
なので、その会社のことを事前にしっかりと調べて、自分ならどんな形でそのチームに馴染めるかを伝えるかがポイントとなります。
事前準備だけだとわからないこともたくさんありますので、質問も積極的にしましょう。
可笑しな質問であっても、それが面接官にその会社に興味を持っているから出た内容であると伝われば、必ず好印象につながります。
面倒がらずに、事前準備を怠らず面接に挑みましょう。
退職前にやっておくこと まとめ:「退職前にやっておくこと5選【マインド編】」
ここまで読んでいただき、いかがだったでしょうか?
やらないといけないことが明確になったと思います。
これさえできれば、退職しても心配ありません。
行動に移せるようにもう一度まとめておきます。
1、自己分析
自己分析とは、自分自身の強みや弱み、価値観、興味・関心などを客観的に見つめることです。
退職を考える際には、自己分析を行うことで、自分自身がどのような仕事や環境で働きたいのかを明確にすることができます。
2、現状の客観的な見直し
現状の客観的な見直しとは、自分自身の仕事に対するモチベーション、働く環境や上司との関係性、仕事において達成感を感じられているかなどを見つめることです。
これらの要素を客観的に把握することで、退職するべきかどうかを判断することができます。
3、再就職先や次のステップの見通し
次のキャリアステップに進むためには、再就職先を見つける必要があります。
そのためには、自分が興味のある業界や職種を調べ、どのようなスキルや経験が必要かを知る必要があります。
また、その職種や業界でどのようなキャリアアップが可能かを知ることも重要です。
これにより、将来的なキャリアプランを立てることができます。
4、経済面のリスクの把握
退職により、生活費や失業保険の準備が必要になります。
また、退職後の生活費や経済面のリスクを考慮する必要があります。
退職後に働かない期間がある場合は、その期間の生活費の準備も必要です。
これらのリスクを把握し、適切な準備を行うことが大切です。
5、キャリアアップの準備
退職後に再就職するためには、自分の強みやスキルをアピールする自己PRの準備が必要です。
また、転職エージェントや求人情報サイトを活用し、求職活動を行うための準備も必要です。
面接に向けての準備も忘れずに行いましょう。
まとめ
退職を考える際には、自己分析、現状の客観的な見直し、再就職先や次のステップの見通し、経済面のリスクの把握、キャリアアップの準備が大切です。
これらのポイントを押さえることで、退職後のキャリアアップにつながることがあります。
自分自身と向き合い、準備をしっかりと行うことが大切です。
いろいろと書いてきましたが、難しいと考える方もいらっしゃるかもしれません。
未来のことなんて考えられないくらい、会社が辞めたい。
でも、辞めると伝えることすらできない。
精神的に参ってしまうとどうしようもないことがあると思います。
そんな方には、下記の記事を読んでもらえればと思います。
退職代行サービスについての記事ですので、どうしても自分で伝えることができないという方は頼ってみても良いかもしれません。
無理はし過ぎると自分のためになりません。
自分のために働いているのに、気付かぬうちに目的が変わっていることがよくあります。
そんな時には我に返って、本当の目的を見つめ直すことが大事だと思います。
最終的には、こだわりを捨てれば何とかなるものですから、思い切った決断をすることも良いかもしれません。
長々と書きましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。
今後のあなたの人生が、幸せであり続けますように!?
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